現代スサノウの言霊 

まえがき…
「マネー」の深部を直撃する全人未踏の「解体新書」

「マネー」の本性を究明する。今まで誰も言及しえなかった「マネー」の深部を赤裸々に根源的に直撃する。ご都合主義の金利、根雪の様に慢性化された度し難い債務、そして、魔物が徘徊する株式市場…。これらを操って人類をがんじがらめに支配している「モロク」という名のおぞましい神がいる。驚くべきことに旧約聖書に登場する神でソロモン王建立のミロコム神殿に座すモロクが、世界各国の中央銀行と呼ばれる組織を統括している。中央銀行は、米国連邦準備銀行(FRB)、カナダ中央銀行、イングランド銀行など、それぞれの国で名前がついている。中央銀行の組織の醜い正体を知れば、いかにしてモロク神が、人類を不幸に導く現代の金融と格式市場を作り出しているかが納得されよう。
聖書の記述によれば、人類は神との契約で地球のお世話をすることになっているが、モロク神とその代行機関は、人類のなすべき当然の責務を悉く妨害している。この尊い責務を全うするには、自然とのバランスがとれたマネ・システムがどうしても必要不可欠である。万物万象を敬い、自然と調和した繁栄システムを築く…。それをするのは、しばしば「市場の力」と称して崇められているモロク神、株式市場、高利貸し、「カルト273」といった現代社会を歪めている仕組・信仰とは、完全に手を切るしかない。
本書を書くきっかけは、公式には「ウォーターゲート上院聴聞会」と称される奇妙な謀略事件を目撃したことである。真相はニクソン政権に対する恐るべきクーデターだった。その時、米国大統領リチャード・ニクソンによって格式市場と中央銀行マネーの強靭な権力が脅かされようとした。以前には、ケネディ大統領が同じく連邦準備制度(FRS)に破邪顕正の刃をふるおうとした。結果、ケネディとは違い暗殺されなかったものの、ニクソンはホワイトハウスから追放され、マネー権力は徐々に、マネー権力にとって潜在的脅威となり得る貯蓄貸付制度と米国の「グリーンパック通貨」を完璧なきまでに排除した。
本書を読むに当たってポイントになる視点を2つ、念頭に置いていただきたい。
①我々は、地球圏の森羅万象を守り育てるという、当たり前だが、尊い任務に失敗している。この失敗をどう取り戻すことが出来るか?
②無垢な人々の「完全な信頼と信用」を裏切り、利子を恒常的に生み出す「国の債務」に変換して途轍もない利益を不当に得ているのは誰か?